有線と無線の終わらない戦い
ネット対戦に常に付きまとう回線問題。
特に有線と無線は常に争いが起きており、
無線は悪！有線にしろ！無線はゲームするな！とまで言われる始末。
かくいううちも無線＜有線の考えではありますが、
いつまでもこの状態にはならないな、と感じているのが本音です。
無線が有線を超えるとき
格ゲーやFPSをプレイする人の大半は無線に対してアレルギーを持っていると思います。
というのも、無線と対戦すると事実カクつくことが多く、
体験を元に高い信憑性があるためそれも嘘ではないでしょう。
そんな事実を覆しそうなのが、先日体験した「Wi-Fi6」です。
某イベントにてCiscoがブース出展していたコンテンツで、
なんと無線でPUBGをプレイするというもの。
もうこの時点で数多のPUBGプレイヤーが武器をもって臨戦態勢に入ったと思いますが、
もう少し我慢していただきたい。
そのブースで起こったことを余すことなく伝えると以下になります。
・セッティング中、とんでもないパケロスが発生し、
あの無線特有のワープやロールバックみたいな現象が発生。
・PUBG内の通信デバッグ機能でもパケロス4%という驚異の数字、ゲームじゃない。
・やっぱり無線はダメだなと落胆する俺、しかしCiscoの人たちがしっかり設定をし直す。
・1時間半ほどで設定完了、なんとパケロス一切なし、動作も軽い。
・以後2日間、合計20時間弱、7台ほど同時稼働して「1回のみ」パケロス発生。
・なおその1回は、通信機器を遮るようにギャラリーが集まっていた時に発生。
移動してもらったらすぐに改善して以後発生せず。
・そして直接関係はないが、自宅でブースで使用したDMM版PUBGをプレイしたところ、
pingが会場より多かった（有線環境）
・うちの家より無線環境のほうが優秀じゃないのか・・・？
というのが事の顛末です。
ちょっと試行回数というか、2日間のみでの結論となるのでやや信憑性は薄いですが、
うちの中では
「最強の無線環境」は「現状の弱い有線環境」よりも強いのではないか？
説が浮上しました。
なおここでいう「最強の無線環境」というのは、
・基地局がすぐ隣にある
・無線Wi-Fiの品質が最高級（現在では802.11ax。速度9.6Gbps、周波数帯5GHz）
・無線Wi-Fi機器と使用する端末がとても近い
・PC側もネットワーク設定になにか一つ入れている（Ciscoの方が設定していたため内容不明）
という条件を満たした上となるので、
・都心部から離れた場所
・家庭用無線Wi-Fiでは帯域が絞られるのではないか
・自分が使用している端末との間に遮蔽物はないか
・自分のPCや端末はそれを使用するのに適した性能か
といった部分がネックになり、それを整えれるかどうかがすべてと思っています。
有線はそのネックを1番目以外解決してくれると思っているので、楽な上に安定しています。
※もちろんLANケーブルのカテゴリ、NICの性能などもありますが・・・
結局無線はどうなのか
つまり無線が叩かれている理由の一つとしては、噛み砕いていくと、
「環境を整えていない無線ユーザーが多いor整えることができないから結局無線はクソ」
になっているのではないかと思います。
あと今回はサーバ型ゲームなので、格ゲーなどのP2P型だとどうなるかは未検証です。
ただネットワークの有識者的には、サーバ型P2P型でも通信の形としては代わりもなく、
さらに格ゲーのほうが伝達する情報量が少ないので問題なく行える想定とのこと。
唯一わからないところがPS4やSwitchなどゲームを行う端末側で、
もしAPIなどがあった場合は、メーカー側に委ねるしかない点くらいなのだとか。
というわけで、現状で最強の無線環境を整えたら有線に勝てるのか？というのは、
うちはYesと思ってるけど最強の無線環境を整えることが現状不可能とも思っているので、
無線＜有線の考えです。
ただ、無線というだけで所かまわず叩くだけの視野が狭い大人にはなりたくないけど、
無線が相手の場合はかなりの確率で怪しい環境になっている可能性が高いので、
現時点で質の高い対戦をしたいなら大人しく有線に変えましょう。
家庭の環境などで不可能な場合は仕方ありません。
怪しい内容だった場合はこちらが再戦しなければすむ話だし、
あとはDOA6みたいに有線か無線かわかるようにしてくれたらユーザーはやりやすいですね。
ちなみに無線でも問題なく試合完走できたことはあるので、
運と相性、もしくはスゴイムセンカンキョウを整えている人が
すでに存在しているのかも。
遠くない未来に、無線が有線を超えるような時代が来るといいですね。
んでそれに負けずに有線がグレードアップして（できるかわからんけど）、
さらなる快適なネットライフが構築されたらもう最強の未来。